プレゼンテーションから3日後、4人の審査員が集まり、KAHD審査会が開催されました。
プレゼンテーション後に追加資料として提出された予算案も考慮しながら、現地でのオペレーションも含めたプランの実現性、アート作品としての完成度、芸術祭における効果などが約1時間かけて検討され、最終的に3作品が選出されました。
惜しくも選に漏れた中には、アート作品として展示するよりも芸術祭の中の別のプログラムとしてピックアップした方が良いと思えるアイデアや、2つのチームの作品を組み合わせたら一段レベルの違う作品が生まれそうという意見が挙がったアイデアもいくつかありました。いずれの審査員も、従来の枠組みにとらわれない新しいアートを生み出す手段として、ハッカソンが一つの有効な手法に成り得るということを実感したようです。選ばれた3チームが、これから8カ月の準備と制作を経て、国際舞台で活躍する招待作家たちに拮抗する優れた作品を完成させることができるのか、芸術祭本番への期待が高まります。